清水エスパルス感想ブログ

清水エスパルスの試合をいつもDAZN(ダゾーン)で観戦しています。楽しい試合も悔しい試合でもブログに感想を書いてみたいと思いました。

低迷の軌跡、光明は見えたか|2019第14節までを振り返る

清水エスパルスの試合をいつもDAZN(ダゾーン)で観戦しています。今週はリーグ戦がないので、監督退任などいろいろあった2019シーズン第14節までの清水エスパルスの戦いぶりを、ここまでの振り返りとして書いてみたくなりました。

期待の編成と高い志

昨季、コンパクトなゾーンディフェンスと、奪ってからの鋭い攻撃で、ドウグラス加入後の躍進をみせたエスパルス。

今季は、主力級を例年に比べて維持できた上で、エウシーニョ、ヴァンデルソン、ヘナト・アウグスト、中村慶太の獲得と、レギュラークラスのプレイヤーを、プラスアルファ補強できたという印象でした。有言実行の社長が言うこともあって、「トップ5を目指す」というのも現実味のある目標かとワクワクしていましたね。

もちろん、10番を背負う白崎選手が流出するという悲しい移籍はありましたが、中盤は、昨季躍動した金子、石毛、竹内、河合といった選手達がいることもあり、全体としては戦力アップとみていたかなと思います。立田もいい感じに成長中ですし、ドウグラス、北川、松原も残りましたしね。ちょっと活躍すると他チームに持っていかれるのじゃないかとドキドキしてしてしまうのが悲しいところではありますね。

主力級だともう一人、フレイレ選手の移籍もありましたが、新外国籍選手でもっと良い選手が獲得できての判断なのかな、くらいに思っておりました。個人的にはフレイレ選手は熱くて好きでしたが。

開幕前の躓き

まずはドウグラスの離脱。不整脈というなかなか先が見えない形での最重要選手の離脱から始まります。

とはいえ、キャンプでは、3バックを試し、結果採用するということで、今季獲得したエウシーニョ、ヴァンデルソンがチームのストロングになれる選手なんだろうなと。まぁエウシーニョは実績十分なんで、そりゃそうだよねという感じですが。

3センターでディフェンスの強度が上がって、松原、エウシーニョの両サイドが攻撃的に躍動、もちろん、テセ、北川、金子、石毛に、新加入の中村慶太も交えて、昨季のような早い攻撃もできるだろうと。ボランチは竹内キャプテン中心に舵取り、ヘナトの補強でローテーションも効く。中盤厚くしてポゼッションも上がるのかしら。相手の戦力や戦術によっては昨季の4−4−2も使えるし。なんてねぇ、期待膨らませてましたねぇ。

で、早速、エウソンが離脱。結局、目玉外国人助っ人のドウグラス、エウソン両者が開幕は不在ということに。あれれ。

第1節〜第2節 すぐに諦めた3バックシステム

第1節 アウェー開幕戦 vsサンフレッチェ広島 1−1 引き分け

第2節 ホーム開幕戦 vsガンバ大阪  2−4 惨敗

昨季の4−4−2から、新たな3バックシステムで新シーズンに臨むも、第2節、ホーム開幕のガンバ戦で惨敗し、新システムでの守備が機能していないことをさらけ出してしまいます。

ヴァンデルソンがストロングなんではなく、立田かヴァンデルソンのどちらかとソッコの2センターでは守りきれねぇだろうという消極的な選択での3バックだったのかなぁ、どうなんだろう、はぁーという溜め息が今出てしまいました。結局、ヴァン君は今はどこにいるのだろう。三保に見学に行けば会えるのだろうか。。

開幕戦は、広島も清水も、お互い慎重でしたし、アウェーで守備意識が高くてのドローだったのかなぁ、今思うと。3バックが棒立ちになってバイタルに全くプレッシャーがかからない、そしてサロモンソンに決められたという感じだったですしねぇ。

ガンバ戦に関しては、ガンバは4−4−2ということで、相手に合わせて昨季の4−4−2で行くということもしなかったので、相手3バックに対する時のオプションとしての3バックでもないということもわかりました。

結果、3バックはこの2試合で終了。4バックへの回帰となります。

 

第3節〜第8節 期待する成長と模索する新たな4−4−2のバランス

第3節アウェー vsコンサドーレ札幌 2−5 惨敗

第4節アウェー vsヴィッセル神戸  1−1 引き分け

第5節ホーム  vs湘南ベルマーレ  1−3 敗戦

第6節アウェー vsFC東京  1−2 敗戦

第7節アウェー vsジュビロ磐田  2−1 今季初勝利

第8節ホーム  vsセレッソ大阪  1−0 今季初連勝

第3節、札幌戦から、立田とソッコの2センターでの4−4−2。昨季との違いは、サイドバックをしていた立田が中に入ったことで、右のサイドバックも飯田かエウソンと攻撃的な選手になりました。

2センターとボランチの守備の負担は大きくなったかなぁという印象、加えて、立田はセンターでのJ1経験は多いとはいえない状態、昨季とは違ったバランスへの挑戦のはじまりでした。サポーター的には、ユースっ子が我らがトップチームのセンターということで単純に嬉しかったですが、チームとしてもそういう意図があったのかどうなのか。もしくはヴァンデルソンが全然フィットしなかったんでしょうかね。

4−4−2にしたことで、全体的なスムーズさは出た気がしましたが、如何せんこのイケイケ布陣は、狙いを外されたときの守備が心許ない。カウンター、セットプレーでスコンスコン点を取られます。

ある程度ポゼッションして、リスクを減らす時間も作らないともたないよなぁと思ったり、相手によって守備的にいったりしないのかな、と思ったりもしましたが、ヨンソン監督はこのあたりのバランスも自分達のコントールでなんとかするという感じで進んでいたように思います。相手に合わせて、相手のストロングを消すというよりは如何に自分達の形に持ち込むかという感じ。

確かに、自分達の形でやれているとき、チームはとてもスムーズに動いていたと思います。ただそれを90分思い通りにやるのは難しかったということでしょう。それでも、作れたいい時間帯に点を取る、悪い時間帯を耐えることが出来れば、勝てるわけですが、それがなかなかできなかったできなかったように思います。いい時間帯に点が取れず、悪い時間帯に簡単に失点することが続く、ディテールの部分で、ラストパスの精度や当たりの強さなどの個人の問題もあれば、バイタルから行くのかサイドからいくのかなどのチームの決め事の問題もあったのかなと思います。

いうても、いい時間帯、こちら側がコントルールしている時間帯は、特に前半など結構作れていましたからね。それが、内容はいいけど勝てないというような評価につながっていたと思います。

しかし、勝てない試合が続いたあと、静岡ダービー、セレッソ戦と二連勝することに成功します。負け試合の中でテストしてきた中から、やっと新しいバランスを掴むことができて1試合を通したコントロールができるようになってきたのか、立田もJ1のセンターバックとして成長できたのか。

うまくチームの改善がなされてきて、勝てるチームに成長したのかなという錯覚を得て、ここからの爆発を夢みていたところでした。

第9節〜第11節 突きつけられた現実、そしてヨンソン監督退任へ

第9節ホーム   vs浦和レッズ     2−0 敗戦

第10節アウェー vs鹿島アントラーズ  0−3 惨敗

第11節ホーム  vs川崎フロンターレ  0−4 惨敗

チームが成長したのかと思ったのも束の間、やっぱり同じようなカタチで負けて行きます。

浦和、鹿島、川崎という個の力を持つチーム相手に、いい時間帯で点を取る、悪い時間帯に粘り強く守るという大事なところで、個の力で負けてしまう。自分達のやりたい形、自分達の個の力でごり押しするのは、相手によっては歯が立たないことを痛感させられたという感じがしました。それでは、トップ5は相当困難な目標になってしまいます。

ヨンソンさんは、高い目標に対して理想を求め、選手達に自信を与えながら上へ引き上げていく、というタイプのひとだったのかなと思っていました。そのためには選手が自信を持てるような結果が欲しかったなと思います。

正直今シーズンは、ケガ人、コンディション不良、審判の判定など、運もなかったところもあったことで、内容以上にシビアな結果になってしまったとは思っています。悪い状況を個の力で変えてくれるドウグラスの離脱は、このチーム状況を振り返ってみると痛かったんだなと思います。白崎、フレイレの移籍も痛かったですね。結果的には昨季からの継続が難しくなってしまった一因になってしまったかなと。 イケイケで自分達のやり方でつき進む感じですから、いいほうに倒れたら、全然違ったかもしれないけどなぁ。悔しいなぁ。

こう見ると、もうそろそろ理想を追っていられない、残留に向けてやり方変える、監督変える、という判断は、まぁ、妥当な判断なのかなと思いました。監督だけの問題でもないと思うので、シーズン終わりには何かしらの対処はしてほしいところですが。

ヨンソン監督は退任、篠田コーチに後を引き継ぐことになります。

 

第12節〜第14節 篠田新監督による深化とドウグラスの復調

第12節アウェー vs大分トリニータ 1−1 引き分け

第13節ホーム  vsベガルタ仙台  4−3 勝利

第14節アウェー vs松本山雅    1−1 引き分け

後を任された篠田監督。こういう時、J1監督経験のあるひとがいるというのも、心強い。というか、これを見越していたのかしらと思ってしまいます。

いい時間帯を作れるチーム、そのチームを作ってきた一員の篠田さん。いいところは残しつつ、戦力を見て現実的な戦い方にシフトさせているような感じがします。

大分戦なんかは、相手を研究して、相手にあわせてハメにいっているような印象を受けました。ホームの仙台戦は、結局これまでのような試合でしたから不安も残りますが、そんな試合を、コンディションの上がってきたドウグラスが勝ちに傾けてくれました。 相手を見て細かい狙いを作ってきているような印象もあります。相手のストロングを抑えつつ、チームの連携もあげて、自分たちの形に持ち込んだ時の精度を上げていければ、いい感じに仕上がるのではないかという期待を抱いてしまいますね。ここにきて、エウソンがサイドでゲーム作って、ポゼッションしながらサイドを変えながらゲームを進める、みたいな新しい形ができてきているようなシーンもありますからね。

また、ドウグラスは、ここ2試合、やっと本来のコンディションに戻ってきた感じです。彼が躍動すると、周りの北川選手達も躍動を始めるというなんとも影響力の大きい選手。この復調も大きいでしょう。

今のところ際どい試合で勝点を拾えてきてますから、監督交代は良い方向だったように見えますが、後半戦もこのまま行くのか、前半戦の残り試合がどうなるか。明るい材料はあると感じます。今後の期待です。

最下位脱出と残留を目指して

現在、最下位に沈むエスパルス。とはいえ同じ勝ち点に5チームが並ぶ混戦模様のJリーグです。

昨季は、どこが降格するか最後までわからないシーズンでした。今季もこれからどうなるかわからないでしょう。勝ち点1、得失点差が大きな意味を持つ可能性もあります。

Jリーグは、各チームの戦力がかなり拮抗しているリーグだと思います。これから怪我人の復帰などでチーム状態がさらに良くなり、どこかで連勝ができれば、ぐっと順位を上げる可能性もあります。

他のチームでも早々に監督交代に踏み切っているチームもありますし、今後の移籍期間でも、また戦力地図も変わるかもしれません。次節以降も目が離せないシーズンが続きます。

振り返ると14試合って長いですねぇ。これだけ経過して最下位ですから怖いなぁ。補強プランとか進んでいるのだろうか。いやぁ、とにかく残留争いから早く抜け出したいなぁ。